卒業生インタビュー

vol.2 細中 安奈 さん

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7 「信じている教育理念、英語教育に対する情熱がある」

※ 2013年インタビュー当時

日下田  あと、これから目指してる所というか、これからの近い将来と、ほんとずっと先、それこそ細中さんが60歳とか、これからの人生について。ちょっと近い将来と遠い将来と、目指しているものを。
細中 そうですね、大きな目標の一つに「穏やかな気持ちで毎日を過ごしたい」というのがあります。今凄く頑張り過ぎちゃっているので、あまり気持ちに余裕がありません。そういうのは子どもにも伝わってしまいますし、良い事はありません。完璧になんて元々なれないのですから、余裕持って、穏やかに毎日ご機嫌に安らかな気持ちで楽しくこれからも過ごして行きたいのです。
ただその自分の英語教育の視点から見ると、私たちが信じている教育理念や英語教育に対する情熱をを広めて行きたいです。英語教育は言葉だけではないと思います。物事の価値観や違う考えを持っている人が世の中に存在するっていう事を理解する為の一つの方法だと思っています。英語自体が異文化なので、一つの道具としては有効だと思います。
そのやり方として例えば「家族」の概念を教える時は色々な家族の形を紹介しながら教えます。例えば片親の家族、母親が二人いる家族もいれば、父親が二人いる家族もありますし、アフリカ諸国では一夫多妻制が普通な場所も多いので合わせて紹介します。この辺りは賛否両論ですが、実際存在しているのでそれを紹介する事は必要だと思うのでためらいません。英語を使った人間教育っていうのを何十年もかけて築いて行きたいのが夢ですね。
日下田 素晴らしいです!ほんとに、共感する所もあって、最近ちょっと特にアメリカのIT企業の人たちとか会社の本、簡単な本なんですけど読んでいて、彼らってGoogleとかAppleのスティーブ・ジョブズとかもそうなんですけど、スティーブ・ジョブズであれば、養子縁組で実はずっと実際のお父さんお母さんと過ごしていなくて、途中で養子だってのが分かったりとか。
細中 本人が知らなかった。
日下田 でもそれがあったから、すごい大きなサービスとかプロダクトとか、企業をつくるようになったりとか、スティーブ・ジョブズ自身は離婚したりとか、いろいろしている人で、Googleは一人はロシアの人で、ロシア(ソ連)のいろんな当時の事情とか話が本にも出て来るし、そういうのがやっぱ実際あって、今一流の企業とか、世界中の企業とかで、いろんな家族のかたち、養子だったり、ロシアとか、中国とか、そういう国の事情も、家族とか国の事情もあるし、そういうのは英語もそうなんですけど、日本以外の言葉を学ぶと同時にいろんな国の事情とか併せて若い時から学ぶってのは。今大事なのかなぁと思いますね。びっくりしますね。IT企業の超一流の会社をつくった人たちとかが、そういう子ども時代を過ごしていて。
細中 意外な一面と言うか。外の世界を知らないで育ってしまうと、それこそいじめや偏見が広まる。過激化するとそれこそ人種差別などに発展するわけで。私は母親がセルビア人で、父親が日本人なんですよ。保育園にいた頃は「(細中)安奈ちゃんのお母さん」と呼ばれていたらしいのですが、小学校に入った途端に、「安奈ちゃんのお母さんは外人なんだ」と言われたらしいですね。
確かに英語話せてそれに越した事はないですけど、人生ってもっと大変じゃないですか。英語なんて本当はどうでもいいのですよ。ただ、私たちが出来る事は英語だから、英語を通してどう子供達にプラスになるか、人間教育として、どう貢献出来るかですね。英語を言語としてだけみてしまうと非常に薄っぺらの教育内容になってしまうと思います。ましてや英語は日本では「外国語」なので使う機会が極端に少ないですから。
日下田 今の教育のまま小学生とかから、小学校1年生から英語始めたとしても、そんなに、中学校から始めるのとやっぱり変わらないというか。
細中 そうですね、やり方次第じゃないですかね。これは私の母親であり師匠の細中ネーナが話している事ですが、高学年の子供に真っ赤な画用紙を見せて “What color is this?” “Red!”という質問は馬鹿げています。なぜならそれは2才でも分かる事だからです。高学年が英語で色の名前が言えないのなら、やり方を十分に注意する必要があります。その年齢にあった能力、知識、経験を見極めてそれに合った概念やテーマを使って指導しなくてはいけません。ネーナがよく言いますが、必ず子供にとってプラスαでなければいけないのです。”Red”という言葉と一緒に彼らが何か“発見”をしなければ意味がないのです。
日下田 そうですね、「何色ですか?」ってたしかに2歳の子とかに、まだ色の認識が分からなくて、日本語で黒とか茶色とかピンクとか、それを英語でやるだけだから。11~12 歳の子に単純にピンクとかオレンジとかブラックとか英単語を教えても…。
細中 面白いわけないですよね。

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