同窓会会長あいさつ

「これまでのあゆみとこれからの未来に向けて」

この約10年の間に、4月入学式、6月体育祭、9月飛鳥祭、年末(年始)同窓会入会案内、3月同期会(学年)役員顔合わせ、卒業証書授与式等で母校である飛鳥高校に赴いています。その時に教室や廊下、体育館やグラウンド(校庭)等で生徒である後輩たちの表情や姿を見ると、およそ20年前に入学した頃の私や友人たちと変わらず、豊かで柔らかく、素直で活気を感じさせます。

毎年のように同窓会として学校行事に出席させて頂いて思うのは、飛鳥高校の体育祭、飛鳥祭を生徒として参加出来るのは人生で多くとも各々3回しかないということです。入学式と卒業証書授与式はたった1回だけです。特に卒業証書授与式は同窓会会長として来賓席で何度も出席させて頂いていますが、在校生送辞、卒業生答辞、式歌を拝見して、切なくも心温まる感動を後輩でもある卒業生たちから頂いています。

飛鳥高校での3年間は学校行事だけではなく、朝起きてから夜眠るまでのすべてが、かけがえのない経験であると卒業してから改めて考えさせられます。同窓会としては、飛鳥高校の特色のある授業や部活動に参加・協力出来ていない現状があります。母校である学校との更なる連係はこれからの課題の一つでもあり、相互の発展に結びつく内容でもあると捉えています。

「飛鳥生の可能性」

人生80歳と言われる現代で、飛鳥高校での15歳〜18歳におけるたった3年間の生活と時間が人生に大きな影響を与えるとはなかなか考えにくいかもしれません。ましてや飛鳥高校で育んだ経験や感覚が社会や世界を変え得るほどの成長に繋がるとは想像もしようがないと思います。

しかしながら私は、「飛鳥生の成長が世界を変えて行く」と今もこれからも心から信じています。飛鳥生の特徴の一つとして、先輩・後輩という縦の社会図よりも、年齢等を気にせず一人一人が対等に向き合いフラットな関係を築いていくことが挙げられます。世の中の既存の価値観にとらわれず希望のある社会を創って行くことを期待しています。

飛鳥高校が創立から50年間(半世紀)続くというのは他の都立高校を見てもなかなか容易ではないことが伺えます。しかしながら、創立50周年(2045年(第1期生が65歳となる)をバックキャストし、10年後の創立30周年の未来に向けて、あゆみ出さなければなりません。その頃には10,000日以上の歴史を紡いだ学校となっている事でしょう。そして10,000人をはるかに超える人たちが携わった教育機関となっているはずです。

東京都立飛鳥高等学校に携わった多くの方々の存在が今後も10,000超通りの思い出(ストーリー)として世の中に語り継がれていくのが楽しみです。

結びとしまして、第1回飛鳥祭のテーマにもなっている、“ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.”の言葉を挙げさせて頂きます。世界の道を切り拓こうとする第1期生からのメッセージと精神をこれからも忘れずに邁進し続けて参ります。

2015年(平成27年)『飛鳥高校創立20周年記念誌』に寄せて

東京都立飛鳥高等学校全日制課程同窓会
会長 日下田 光(第2期生)

投稿日:2016年9月3日 更新日: